Deploy vRealize Aria Operations Manager 8.14.1

 2023 年は雑務に追われて基盤系の管理が少し疎かになっていたせいで,気が付けば今使っている vROPs 8.5 が EOL になっていました(汗).

Upgrade Assessment Tool 使ってみた方がネタになりそうなのですが,8.14 まで道のりが長そうな予感がしたので,今回は腹をくくって新規に Deploy することにします.作業メモ Post なので画面キャプチャ多めで中身は薄っぺらです(苦笑).


Deploy OVA

 Customer Connect から vRealize-Operations-Manager-Appliance-8.14.1.22798986.ova を Download して vCenter で Deploy します.

ウィザードをどんどん進めていきましょう."Local file" で .ova を選択して "NEXT".

VM 名を入力し,ロケーション選択して "NEXT".

Deploy 先のコンピュート リソースを選択して "NEXT".

ここまでのテンプレート詳細のレビュー画面内容を確認して "NEXT".

License agreements に同意して "NEXT".

うちの規模,そんなに大きくないのですが,現行 vROPs 8.5 のディスクが 513.27 GB used なので,この "Configuration" 画面ではあえて "Medium" (Small は 350 - 5000 VMs)を選択しました.

Deploy 先の Datastore を選択して "NEXT".

利用するネットワークを選択して "NEXT".

"Customize template" で "Timezone" を "Asia/Tokyo" に変更,厳格なセキュリティ対応は不要なので "FIPS" はオフのまま,"Domain Name" とサーチパス,利用する DNS サーバーを設定して下へスクロールします.

今回 Static IPv4 Address を使うので,"Type" で "Static" を選択し,IP Address, DGW, Subnet Mask を入力します.IPv6 は使わないのでそのまま "NEXT".

"Ready to complete" 画面で入力した内容を確認したら "FINISH" をクリックして Deploy 完了までコーヒーでも飲みながら過ごします.


Edit VM

 仮想マシン Version は 11 のようです.先程 Medium で Deploy したので,少しリソース喰い気味になっています.起動する前に "Edit Settings" から減らしていきます.

CPU は "8" から "4" に,Core per Socket も "4" に変更 ( 1 Socket ) します.Memory も "16GB" にして,Small 構成と同じにします.

ついでに仮想マシン Version も上げておきましょう.vSphere 7.0 U3 環境なので Version 19 に Upgrade します.

電源オンして Aria Operations Manager VA が起動したら Web UI から設定を続けましょう.


Let's Get Started

 ブラウザからアクセスすると "Get Started" 画面が表示されるので,"NEW INSTALLATION" をクリックします.

この Node を Primary として Aria Operations Cluster を作成します."NEXT" で進みます.

admin ユーザーのパスワードを設定して "NEXT".

サーバー証明書の設定画面ですが,今回 Default をそのまま使うので "NEXT" で進みます.

Cluster の Primary Node Name を入力し,NTP サーバーを設定します.福岡開催の VMUG Meeting に参加したメンバーは良くわかっていると思いますが,非公開の NTP サーバーを勝手に使わないように注意しましょう!

今回 Node 1 台なので Availability は設定せずに "NEXT".

追加 Node も無いのでそのまま "NEXT".

"Ready to Complete" 画面で "FINISH" しましょう.次は画面のフローの通り "Start Cluster" します.


Let's Start Cluster

 さぁ,漸く Aria Operations Manager の管理画面に辿り着きましたが,"Administrator Settings" に何やら警告が出ています.

確認すると,パスワード リカバリの設定が必要なようです.パスワード リカバリで利用する電子メール関連項目を設定して "TEST" が成功したら "SAVE" します.うちの環境は SMTP Proxy があるので port は 25,認証無しです.

気になる警告も消えたので,"START VMWARE ARIA OPERATIONS" をクリックして Clsuter を Start させ,2 杯目のコーヒーを飲みましょう.


Let's Login

 Cluster が起動すると Aria Operations の Login 画面が表示されるので,"Get Started" で設定した admin ユーザーで Login します.

Login すると,また Configuration の画面になります."Welcome" の画面で今後のフローを確認して "NEXT".

EULA を承諾して "NEXT".

ライセンスキーは一旦 Evaluation で進めます.

CIEP ですが,ここではオフに出来ません."This capability has been turned on and you may opt out from global settings."とあるので後で確認します.

"Ready to Complete" 画面で "FINISH" します.

さぁ,ここから色々と触れるようになりそうです.手順としては,Management packs のインストールと設定なのですが,ここでも "Troubleshoot" の赤いスパナ アイコンが気になります.

確認すると評価ライセンスの期限に関する警告なので,チェックして "ACTIONS" から "Clear Alert" しておきます.

ちなみに,先程の CIEP opt out ですが,ユーザーの Profile からオフにすることが出来るようです.


画面キャプチャばかりで長くなりましたが,Aria Operations Manager の Web UI で操作が可能になるまでの設定メモでした.