vExpert 2019 の申請をしていなかった,もしくは前回の選考で惜しくも漏れてしまったみなさま,是非この機会に再申請してください! 申請は 6 月 7 日にオープンしており,7 月 12 日が締め切りです. 発表は VMworld 前の 8 月 9 日までに行われる予定です.
アナウンスの要約は以前こちらで触れていますので,今回は@arielsanchezmor , @gexesx と @MattThatITGuy 三人の vExpert Pro パネル www.youtube.com
を紹介します.(まだ Follow してないなら,是非 Twitter で Follow してください!) vExpert プログラムの趣旨や選考ポイントが理解できると思います.vExpert を目指すなら必見です!私も半年 Pro として活動してきた経験を少し共有したいと思います.
■vExpert Pro の Pro は Promoter(笑)
Pro と付くと Professional ? と誤解されそうですが,vExpert Pro は vExpert を目指すみなさまを支援するメンターなのです. vExpert 自体も技術に特化した資格ではありません.(ご存知の通り VCP や VCAP 等として認定資格は別に用意されています.) 世界に vExpert は 1800 人程いるのですが,殆どが北米とヨーロッパに偏っているというのが現状です. 本来 vExpert に値する活動をしている方が,言語の壁や地理的条件等で受賞の機会を逃さないようにするのが各国の Pro の役割であると認識しています. 私は自身の活動のメインを VMUG に置いていますが,時間の許す限り他のコミュニティにも顔を出すよう努めたいと思いますので,vExpert を目指すみなさま,会場で見かけたら是非お声がけください.
■コミュニティへの貢献
パネルの三人が vExpert について語っていますが,他人を助けようという姿勢が基本になっています.(他者を思いやる考え方は日本人的だと思います.特に Japan VMUG のアクティブメンバーにはいつも脱帽しています.)他の人に教えるには,自分が学ぶ事にも繋がり,お互いに成長することができるのです! VMware 関連の情報を(公開できない場合は社内の同僚にでもよいので)色々な手段で共有し,単発ではなく,継続的にコミュニティに貢献することが大切です.もちろん,貢献しているみなさまは何も見返りを期待していないと思いますが,自分が困ったときにはコミュニティが力になってくれるのです!
逆に言えば,せっかく知識や経験があっても情報共有しないとか,自己中心的とか,コミュニティ活動をしていてもメンバーが困惑するような発言や行動をする方は vExpert には向いていません.改善のための相談には乗りますので,是非コンタクトしてください.
■共有手段について
申請は複数人で選考されるので,たとえご自身がこの業界(特に日本だけ)で「有名」だとしても,選考者にとっては申請者の一人としか見なされないことがあります.そこで,コミュニティ活動のエビデンスが役に立ちます.
(パートナーパスの申請に多い)社内事情で公開できないケースを除いて,できるだけ Twitter, Blog, LinkedIn, Facebook 等,選考者が活動内容を確認できる手段で情報共有する事をおすすめします.Blog の場合は,申請者自身が書いたものであること,対象期間内 (今回は 2018 年 1 月 〜 12 月) に書かれたものである事がはっきり分かるようにしましょう.セッションスピーカーの場合は,発表資料の公開が一番簡単です.私は自分のスライドにあまり詳細を載せないので,VMUG での発表内容を Blog で補足して公開するようにしています.
■申請の書き方について
せっかくコミュニティに貢献していても,それが申請に反映されていなければ選考は通りません.受賞者の発表が遅いとか苦言も聞こえていましたが,申請にエビデンスがしっかり書かれていない事にも原因があると感じています.エビデンスが無いから即 Reject はしていません.逆に,選考者はボランティアの時間を使って複数人で協力し,可能な限り申請内容から辿れる情報をリサーチして,できる限り正当に審査しようとするのです.vExpert なら,選考者に対する配慮もできると信じています.(パートナー パスで申請する方は,VMware 社員の方から活動に関する英文コメントをもらった上で,申請に記載するようにしてください.)
また,期間や内容も意識してください.どんなに素晴らしい Blog コンテンツでも,vForum で講演していても, 審査対象期間外の活動は評価されません.VMware に関係無いコンテンツはもちろん対象外です.その他にも,所属会社の業務で指示されて行っている活動(例えば,自社の営業活動的な Blog ,vForum の自社ブース対応をした等)は,コミュニティ活動として評価されにくいので注意してください.
前回から申請のサンプルが公開されるようになりましたが,「サンプルよりもしっかり書こう」という気持ちで取り組んでください.